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森友学園問題とは何だったのか(中編)~喚問者葉梨康弘が語る事件の舞台裏~

2017-9-28

 

(はじめに)

前編(6月に新聞折り込み)では、籠池氏に対する証人喚問の喚問者に指名されるまでを述べました。

指名されたのは3月17日、証人喚問が3月23日ですから、それほど日はありません。しかも、17日は金曜日です。

喚問者は、衆議院の公明党が富田茂之代議士、参議院は、自民党が西田昌司議員、公明党が竹谷俊子議員に決まりました。

当日は、簡単な打ち合わせの後、週明けの21日に、役割分担などの詳細な打ち合わせをしようということで終わりました。

週末は地元に帰り、国会質疑の資料等に丹念に目を通し、月曜日から、関係者の聞き取りを含め、本格的な下調べを開始しました。

 

証人への喚問などを行う際には、その事件の背景について、ありそうなストーリーを推理することが必要になります。

以下、私が感じた「ありそうなストーリー」を述べていきます(もちろん他の可能性についても検討しましたが、字数の関係で省略。)。

このような「事件の筋読み」は、喚問の現場では、相手方の反応に応じ、次の質問を組み立てるために極めて重要になってきます。 (続きを読む…)

森友学園問題とは何だったのか~喚問者・葉梨康弘が語る証人喚問の舞台裏(前編)

2017-6-2

1 はじめに

本年前半、世間の話題をほぼ独占したのは、学校法人森友学園(理事長 籠池康典氏(当時))に対する国有地の払い下げ問題でした(私自身は、この問題は、国の税金を使って、国会で長期間追及すべき問題なのかというと、いささか疑問はあります。)。
ただ、本件は、大阪府豊中市所在の国有地の払い下げ時の値引き問題から、森友学園の経営する幼稚園の特異な教育方針や籠池氏の独特なキャラクター、さらに、安倍総理夫人が、開設予定の小学校の名誉校長に就任していたことなど、論点がどんどん拡散し、マスコミも、連日大きく取り上げることとなりました。
そして、平成29年3月23日、予算委員会では17年ぶりとなる証人喚問が、衆参両院において行われ、私は、衆議院予算委員会で、自由民主党を代表し、籠池氏に対する尋問(証人喚問における質問は、正式には「尋問」と言います。)を行いました。
今回は、「森友学園問題とは何だったのか」と題して、この間の経過をまとめてみました。

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平成29年度予算案に対する本会議賛成討論~予算成立こそ最大の景気対策

2017-4-1

本会議における討論の模様


平成29年2月27日、私は、衆議院本会議において、平成29年度予算案についての賛成討論を行いました。
与党の賛成討論は、通常の場合、予算案に賛成する理由のみについて触れるのですが、私の賛成討論は、野党側が、予算案の衆議院通過の前提として、解明を求めてきた諸問題に触れ、これらがいずれも予算の早期成立を阻む理由とならないことを明らかにするものでした。
 
予算委員会の同僚理事からは、「戦う賛成討論」と評されました。また、特に後段部分は、野党からの野次が飛ばされ(壇上では良く聞こえます。)ましたが、どんどん先に進めなければ時間がなくなってしまうため、野次は無視することにしました。
以下、その内容を、会議録から紹介します。
 
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地方の自立力を強化するために~総務部会長としての取り組み

2016-12-31

来年度予算の大臣折衝へ高市大臣を送り出す総務部会

先のコラムでも述べたが、私は、平成28年8月、自由民主党総務部会長に就任した。
総務部会長は、旧自治省、郵政省及び総務庁が担当していた政策分野の責任者となる。
そして、毎年11月から12月にかけ、自民党では、翌年度の税制や予算について、税制調査会や政調全体会議の場で、活発な議論が繰り広げられることとなるが、この時期、総務部会長は、各部会長の中でも、最も忙しい部会長の1人となる。
すなわち、税制では、地方の税財源を確保する立場から、各部会の税制改正(減税)要望に対抗する論陣を張ったり、ICTや郵政事業を活性化する立場から、国税についての減税をお願いしたりする。
また、予算では、約30兆円の社会保障費に次ぐ規模となる約16兆円の地方交付税交付金の確保が、重要な課題になる。
そして、このような年末の業務を終え、年を越した後は、将来に向け、どうやって地方の自立力を強化するかという仕事が待っている。 (続きを読む…)

自由民主党総務部会長に就任~地方の活性化と我が国のイノベーションを担う

2016-9-5

総務部会長就任の挨拶。右は高市総務大臣。

私は、8月24日の党役員人事で、自由民主党総務部会長に就任した。
政務調査会におかれる総務部会は、総務省が担当する行政について、党内のとりまとめを行うこととなる。
総務省というと、名称からはいささかとらえどころがないが、橋本行革の結果誕生した巨大官庁だ。

総務省は、平成13年、旧自治省、郵政省及び総務庁を統合して発足した。
旧自治省関係では、地方自治行政、地方財政、地方税の税制、消防行政などを担当し、旧郵政省関係では、情報通信関連行政、放送行政、郵政民営化などを担当、さらに、旧総務庁関係では、行政改革、行政評価や恩給などを担当する、極めて幅広い役所だ。(このうち、行政改革関係は、党内では、かつて私が事務局長を務めたこともある行政改革推進本部とオーバーラップするが、それを差し引いても、総務部会の守備範囲は広い。)

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衆議院法務常任委員長に就任~参議院通常選挙までの法案のかじ取りを委ねられる

2016-1-4

常任委員長は国会開会式で正装にて天皇陛下をお迎え・お見送りする

1月4日、第190回国会(通常国会)が召集され、最初の衆議院本会議(院の構成を決める。)において、私は、法務常任委員長に選任された。
昨年10月まで務めた法務副大臣兼内閣府副大臣に引き続き、今回は院において、重責を担うこととなる。
併せて、昨年10月に就任した自由民主党副幹事長の職も続投する。これは一般的にはないことだが、幹事長が兼務を認めたときは、可能となるようだ。
ただ、今期の副幹事長の中で、院の常任委員長を兼務しているのは私1人。
もっともこれにはいくらか事情がある。
「法務委員会」というと、何か小難しく、また、地味なイメージを持たれがちだが(実際、審議の内容は法律実務の詳細にわたることが多い。)、法案審議・処理という面では、極めて多忙な委員会だ。
しかも、前国会からの積み残し法案が非常に多いという課題がある。

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自民党農林水産戦略調査会副会長に就任~農政新時代の議論に参画

2015-12-19

12月7日、戦略調査会副会長として北海道の酪農家を視察


平成27年11月18日、私は、自由民主党農林水産戦略調査会(西川公也会長)の副会長に就任した。
その前日の11月17日、わが党は、農林水産分野におけるTPP対策を取りまとめたが、後にも述べるように、来年秋までを目途に、将来的に向けた骨太の政策を取りまとめることが求められる。
私は、今後、農林水産戦略調査会の副会長として、わが国農業の将来を見据えた新たな対策の策定に向け、積極的に発言していくこととなる。

わが国がTPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉への参加を表明してから約2年半後となる平成27年10月5日、TPPは、大筋合意に達した。
ご案内のように、TPPは、わが国を初め、米国、カナダ、メキシコ、ペルー、チリ、ニュージーランド、オーストラリア、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、ベトナムの12か国を参加国とする経済連携協定で、経済活動のルールの標準化し、ハイレベルの自由貿易圏の形成を目指すものだ。
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自由民主党副幹事長に~政局の安定こそ大切

2015-12-6

副幹事長は毎週の党役員連絡会に出席する


10月7日の内閣改造により、私は、法務副大臣兼内閣府副大臣の職を、大過なく終えることができた。
これも皆様のおかげと、心より感謝したい。
平成25年9月以降、財務大臣政務官に引き続き、法務副大臣兼内閣府副大臣を拝命したため、政府の中に2年間身を置いたことになる。
そして、私が席を置いた財務省と法務省は、ある意味で共通するところがある。
それは、両省とも、「各論官庁」ではなく、「総論官庁」だということだ。

霞が関の官庁には、多くの業界団体から、特定の分野に予算をつけてほしい、特定の分野の税金を負けてほしいといった、数々の要望が来る。
そして、地方税や電気通信関係であれば総務省、医療介護や保育関係であれば厚生労働省、企業活動関係であれば経済産業省、学校関係であけば文部科学省、社会資本整備関係であれば国土交通省、防衛産業関連であれば防衛省、農林補助金関連であれば農林水産省、環境税関連であれば環境省などといった具合に、各種の陳情がなされる。
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延長国会と法務委員会~会期末まで忙しい日々が続く

2015-8-31

法務委員会での答弁


国会は、6月末に、95日間の大幅延長が議決され、会期は、9月27日までとなった。
これは、いわゆる平和安全法制の確実な成立を期すためと報道されており、現実に、テレビの国会中継は、平和安全特別委員会が中心だ。
このため、マスコミの報道を見ていると、延長国会で審議が行われているのは主に平和安全特別委員会で、他の委員会は、何か消化試合のような印象を持たれる方も多いと思うが、積み残しの法案を数多く抱え、会期末までに、政府提出の重要法案の成立が危ぶまれる委員会も存在する。

それが、厚生労働委員会と、わが法務委員会だ。
かつて私が警察庁に勤めていた頃は、法務委員会といえば、提出法案も少なく、比較的時間に余裕のある委員会と言われていた。
そのころから考えれば、隔世の感だ。
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「遺言控除」の検討を提案

2015-7-30

「遺言控除」の検討を提案

7月8日の自民党「家族の絆を守る特命委員会」(委員長:古川俊治参議院議員)、私から、「家族の絆を守る税制について」講演を行い、その中で、「遺言控除の創設」について、是非同委員会で検討して頂きたい旨の提案を行った。
私は現在、法務副大臣の職にあるが、この日の講演は、省を代表してではなく、1人の政治家の立場で、自民党における議論を促したものだ。
さて、遺産分割を巡り争いとなる件数は、増加傾向にある。
遺産分割が調停や審判に持ち込まれた件数だが、平成25年は1万5千195件で、平成8年の1万194件、昭和60年の6176件と比べ、かなりの増加ぶりだ。
このように、「相続」が、「争続」となってしまうようでは、「家族の絆」を守れるはずもない。
「遺言控除」の検討は、このような紛争リスクの回避に資するものと考えられるが、それだけでなく、既存ストックの活用や在宅介護等の促進にも寄与し得るものと考えられる。(何故税制なのか)
何故今税制なのか、これは、本年から、相続税を納める方が格段に増加することが見込まれることが大きい。
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