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2006年2月24日

公務員給与改革・今年の課題~2006年「若手議員の会」始動

公務員給与改革は、わが国が、歳入歳出の一体的改革を進める上でも、しつこく続けていかなければ行けない課題だ。

総務委で竹中大臣に質問

ただ今年は、年初来、耐震偽装問題、BSE問題、鳥インフルエンザ問題と何かと忙しかったが、2月22日には、私が事務局長を務める、「公務員給与改革断行を求める若手議員の会」も、本年第1回目の会合を開き、いよいよその活動を再開した。
そして、これに先立つ2月21日の衆議院総務委員会でも、私は、本通常国会における自民党のトップバッターとして、竹中総務大臣に対する質疑を行い、公務員給与改革の加速を迫ったところだ。
「若手議員の会」では、昨年も、公務員の給与構造改革に向けた提言をとりまとめ、人事院勧告などでも、それなりの改善が図られてきた。
でも、やらなければならないことはまだまだたくさんある。
今日は、今年の公務員給与改革の課題を書いてみよう。まず、「公務員給与改革断行を求める若手議員の会」として、本年6月に閣議決定される、いわゆる「骨太方針(経済財政運営の指針)」に向けて勉強を重ね、提言を取りまとめていかなければならない課題がある。

2006年2月16日

北朝鮮への新たな圧力~「人権侵害」からのアプローチ

2月16日の自民党拉致対策本部。

拉致対策本部で法案骨子を説明

かねてから「対北朝鮮経済制裁シミュレーションチーム」において、私が主査として検討してきた「北朝鮮人権法案(仮称)」の骨子を説明、条文化作業に入ることの了承を得た。
さらに、その日の夕刻には、シミュレーションチームの山本座長とともに安倍晋三官房長官を訪れ、法案の検討状況を報告した。
いよいよ具体的な作業に入ることになる。
ご案内のように、2月8日閉幕の日朝協議では、北朝鮮側が不誠実な対応に終始、拉致問題の解決に向けた進展は見られなかった。
そして、今、北朝鮮に向けた新たな圧力、強いメッセージの発信を求める世論は、大きな高まりを見せている。
だからこそ、我々国会議員としても、従来よりもさらに一歩踏み出した制度的な対応を模索していかなければならない。
「北朝鮮人権法案(仮称)」は、このような問題意識から、昨年秋以降検討を進めてきたものだ。実は、「対北朝鮮経済制裁シミュレーションチーム」では、昨年春にも、同名の「北朝鮮人権法案」をとりまとめた。
このときは、どちらかというと、「脱北者支援法」的な色彩が強く、入管法などの国内法との関係の調整が難しかったため、日の目を見なかった経緯がある。

2006年2月16日

拉致対策本部で北朝鮮人権法骨子案を了承(H18.2.16)

2月16日の党拉致対策本部(逢沢一郎本部長)。「北朝鮮人権法(仮称)骨子案」について、検討チームの主査である私から説明を行い、条文化の了承を得る。そして、この日の午後には、対北朝鮮シミュレーションチームの山本一太座長とともに、安倍官房長官のもとを訪れ、法案の検討状況を報告した。今後は、具体的な条文化作業を急ぐこととなる。

2006年2月15日

機関紙「自由民主」特集に登場(H18.2.15)

2月15日、「食の安心・安全」をテーマに、党農林部会長代理・畜産酪農小委員長として、党本部主催の座談会が企画された。その模様は、3月中旬発行予定の機関紙「自由民主」の特集「議員にクリック」(新聞で2面ぶちぬき)に掲載される予定だ。東京都在住の主婦の方お2人を相手に、折からのBSE問題、鳥インフルエンザ問題、野菜の高騰問題など、関心の高いテーマに話がつきなかった。

2006年2月13日

鈴木牧場にて(北海道畜産・酪農視察3)(H18.2.13)

視察日程は、国会審議の関係から、日曜と月曜を使うことに。全日程に同行して頂いた北海道選出の中川義雄参議院議員(元農林部会長)に感謝。十勝支庁・士幌町の鈴木牧場は、家族経営でありながら道内家族経営の約4倍の乳牛(400頭)を飼育する。徹底的な衛生管理、工程管理、さらには牛の糞尿を発酵させ、発電までしてしまう。大変なアイディアがある。だから国内外から視察社が絶えない。改めて、農業こそが、頭を使う産業であると言うことを思い知らされた。

2006年2月12日

中村牧場にて(北海道畜産・酪農調査2)(H18.2.12)

釧路市(旧阿寒町)の中村牧場は、典型的な家族経営の牧場。お金をできるだけかけないようにしつつ、高品質・高収量を目指す堅実な姿勢に好感が持てる。大先輩の中川義雄参議院議員(左端)とともに訪れる。牛舎視察中、乳牛のした糞尿がはね、私たちのスーツのズボンにちょっとかかってしまった。奥様が大変恐縮し、すぐに濡れ雑巾を用意して頂き、なにくれと気をつかっていただいたが、むしろ、かえって申し訳ないような気がした。

2006年2月12日

トミー牧場全景(北海道畜産・酪農調査1)(H18.2.12)

自民党畜産・酪農小委員会委員長としての初仕事は、3月の畜産物価格決定前に、産地の現状を視察し要望を聴取すること。国内の生乳需要減など、状況は大変厳しいが、だからこそ、現場の努力を、丹念に聞いて回ることが大切。写真は、車窓から眺めた釧路支庁・鶴居町(丹頂鶴で有名)のトミー牧場全景。時間は午後2時過ぎだが、外気温は零下8度。この季節、北海道の農業は、酷寒の中にある。

2006年2月10日

鳥インフルエンザ対策で総務次官に陳情(H18.2.10)

茨城県で発生した鳥インフルエンザ対策については、党畜産・酪農対策小委員会委員長である私が中心となって、農水省や県も交え、対策を取りまとめている。その過程で、抗体陽性鶏の焼却にかかる費用が約45億円に上ることが判明、その半額が県の負担になる。このため、私から茨城県に対し、豪雪災害と同じ理屈で、総務省に特別交付税措置を陳情してはと提案。この日は、橋本茨城県知事とともに、総務次官(大臣は、急きょ予算委員会が入る。)などに陳情活動を行う。

2006年2月9日

北朝鮮人権法骨子案をとりまとめる(H18.2.9)

2月9日の対北朝鮮経済制裁シミュレーションチーム。逢沢拉致対策本部長(幹事長代理)の出席を得、私が責任者として作成した「北朝鮮人権法案(仮称)」の骨子案について討議、了承を得る。その内容については、別途コラムに書くこととするが、今後、拉致対策本部や関係部会で了承を得た上、今国会での成立を目指すことになる。

2006年1月30日

肉・ミルク・卵の安全保障~自民党・畜産酪農対策小委員会委員長に就任

1月27日の自民党総合農政調査会。

畜産・酪農小委員長の就任挨拶

私は、調査会に置かれた3つの小委員会(農業基本、畑作、畜酪)の1つである、「畜産・酪農対策小委員会」の委員長に指名された。
次に述べるように、この委員会の職責は重い。
役者不足であるが、選んでいただいた皆さんの期待に応えられるよう、しっかり仕事をしていきたい。
実は、畜産・酪農関係では、国の本予算とは別に、輸入肉の関税などを原資とする関連対策事業(数百億円規模)がある。その具体的対策を、実質的に決めていくのがこの委員会だ。
また、委員会は、年度における事実上の牛乳の生産枠なども決めることとなるので、いきおい、委員長ポストは、全国の畜産・酪農関係者から、極めて注目されることになる。
ただ、茨城県自体は大畜産県だが、私自身の選挙区内の畜産・酪農農家は、全部で200票足らず。決して票のための仕事ではない。
でも、この数年、廃業しようかと悩む地元酪農家の話を直接聞く中で、食(料)の安全保障と食(品)の安全確保という、生産者・消費者双方に共通する観点から、畜産・酪農対策を考えていかねばならないことを痛感するようになっていった。さて、もともと、「畜産・酪農対策小委員長」のポストは、畜産・酪農関係者の死活問題を決定する役割を担っている上、各方面の利害調整を必要とするため、最近では、農林関係議員のうち、各省政務官経験者(衆院では3期生が標準)が就く慣例だった。
だから、酪農地帯・道東出身の武部幹事長(元農水大臣)に、2期生なりたての私が指名されたことを報告すると、「ずいぶん出世したな。しかもあそこは出世コースだ。」と冷やかされた位だ。
いずれにせよ、大変有り難いことだ。