![]() |
![]() |
![]() |
|
左から桝屋代理、太田座長、私
5月19日の山形・庄内視察の最後は、和牛の繁殖・肥育の一環経営を行う尾形牧場。昨年畜舎を新築したが、折からの子牛価格の低迷の打撃を被っているとのこと。尾形さんは、水田農家と連携して生産組合を作り、そこに堆肥を供給し、タダで施肥までするかわりに、6.6㌶分の稲発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ)を得、主として繁殖牛のエサにしているとのこと。今後は各種の調査研究を進め、生産者に肉質向上の安心感を醸成し、稲発酵粗飼料(=自給飼料)の肥育牛に対する給餌を同素苦心するかということも大きな課題だ。
5月19日午後は、平田牧場の豚たちにエサ米を供給する三浦農場へ。コスト低減のため直播き栽培を採用、2㌶をエサ米田として使用する。ただ、決して儲かるレベルには達していない。ダダチャ豆の産地庄内は、大豆の転作が盛んだが、その連作障害を防止するため、3~4年に一回エサ米を栽培するという仕組みの中に組み込まれて生きているシステムだ。しかも、ブランド豚を育てる平田牧場が、1㎏46円で買ってくれるからこそ成り立つシステムでもある。台風も近づいた強風の中、色んなことを考えていた。
山形県酒田市の平田牧場直営店を訪問。中国原産の金華豚、しかも米育ち豚は、牛肉と同様に、赤身にさし(脂肪交雑)が入る上、脂身も、飼料米をエサにすることで柔らかくなるようだ。昼食で頂いたが、非常においしかった。そして、金華豚という希少種を持つことや、平牧三元豚というブランドに、米を飼料としているという付加価値を武器にし、消費者にも受け入れられている。ただ、今後、多収穫の飼料米生産を大々的に拡大していくためには、その一方で、ブランド化しなくとも、自然に定着化していくような誘導策が必要だろう。
私が座長を務める配合飼料高騰対策PTチームは、5月19日、山形・庄内で現地視察。「米育ち豚」プロジェクトを展開する飼料米使用養豚企業のカリスマ、平田牧場を視察。現場で説明を聴いた後、さらに関係者と懇談した。前列右から谷津義男・総合農政調査会会長代行、新田嘉七・平田牧場社長、加藤紘一・総合農政調査会最高顧問、新田嘉一・平田牧場会長、西川公也・農業基本政策小委員長、山田俊男・参院議員。後列右から私、近藤基彦・農林部会長、吉田・党政調首席調査員。
5月15日は、与党児童買春・ポルノ処罰法改正プロジェクトチームの第3回会合。私は、警察庁少年課理事官だった当時、この法律(議員立法)の制定に、主管官庁の担当官の立場から携わり、また、初当選後すぐに、この法律の改正にも参画した。そんな経験を買われたのか、森山真弓衆議院議員・座長の要請で、このプロジェクトチームに参加、この10年間に及ぶ国際的な議論の経緯を踏まえ、現段階で何をなすべきか、発言させていただいている。この日も、議論の取りまとめに向け、条文イメージも含めた具体的な提案を行う。
5月14日の与党政策調整第2会議室。与党コミュニティ活動基本法検討プロジェクトチームの初会合が開かれ、太田誠一衆議院議員(自)が座長、桝屋圭吾衆議院議員(公)が座長代理、私が事務局長に就いた。最近、従来から大きな役割を果たしてきた町内会、自治会、消防団、スポーツ少年団等の劣化が著しい。ただ、私は、これらの「コミュニティ」活動団体に、国が家父長的に指図して支援するのではなく、当たり前のことと言えばそれまでだが、まずは法律レベルで光を当てることを目指したい。会期末まであとわずか、作業を急ぐ考えだ。
私が座長を務める「配合飼料高騰対策PT」では、世界的な穀物危機=価格の高騰に対処するため、連日、精力的なヒアリングや議論を行っている。5月9日は、これまでの議論の状況を、私から農業基本政策・畜酪対策小委の合同会議に報告。また、JA全中や酪農政治連盟からの団体要請も受ける。飼料の主原料となるトウモロコシの高騰は今年に入り、止まるところを知らない。個人的には、当面の生産コスト割れを防ぐ緊急追加対策、来年度予算に反映させる短期的対策、数年後の農村の絵姿を描く中期的対策の3段構えの対策が必要と思う。
5月7日、来日中の、米マイクロソフト社の総帥ビル・ゲイツ氏と、日米友好議連主催夕食会で懇談。[99~97年のジャカルタ勤務ではWindows95に、99年の役所退職後はWindows98に接した。海外勤務時も、また、役所を離れても、情報の隔絶を来さなかったのは、まさにこれらのツールのおかげ。」と礼を述べたところ、「私も今夜ジャカルタに発つ。」とのこと。この日は、改めて、政府刊行物センターに足を運ばずとも、居ながらにして各種情報や統計資料を収集できるインターネットの凄さを思う。写真は、私の携帯電話で撮ってもらった。
国民の決意・覚悟表明権を奪うな。左から櫻井よしこ氏、小野田寛郎氏、私。