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平成20年度畜産・酪農緊急対策を発表
2月25日の予算委員会。45分間の質疑。現在、テレビなどでは、明かな誤解に基づくと思われる主張が横行し、「道路特定財源」について、国民が正確な理解を持つことを妨げている面がある。国会質疑でもそうだ。この日は、建設的議論に資するため、これまでの論調の中で出てきた「誤解に基づくと思われる考え方10カ条」を列挙した。(http://www.shugiintv.go.jp/jp/wmpdyna.asx?deli_id=38410&media_type=wb&lang=j&spkid=7004&time=01:26:51.6)
2月21日の畜産・酪農対策小委員会。その日未明までかけて、私が取りまとめに当たった、畜産酪農の危機突破対策1871億円(打ち緊急対策1141億円)の内容を報告。了承を得る。穀物高に伴う配合飼料価格の急騰により、経営が危機的状況にある畜産・酪農農家の「当面の安心」を確保したと思う。併せて、消費者の「食の安全・安心」を確保し、生産者の「将来への夢と希望」をつくるため、5月末を目途に、抜本的検討を行い、追加対策を実施することとした。6回開催の小委員会には、のべ100人を超える国会議員が参加した。
2月16日は、龍ヶ崎市後援会の新春の集い。増田総務大臣(前岩手県知事、左端)を迎え、約250名の参加者への国政報告会を開催。串田市長、潮田元県会議長、中山県会議員、松田市議会議長ら多くのご来賓も来援。心から感謝、感謝。増田大臣は、昭和62年から平成元年まで、建設省から茨城県庁に出向、私の先代の葉梨信行に、「大変お世話になった。」と話されていた。実は私も、昭和60年から62年まで、警察庁から岩手県警に出向。増田大臣の父上の増田盛参院議員にお世話になった。いわば「親子たすきがけ」のご縁だ。
わが党では、今年2月下旬を目途に、本年度の畜産・酪農対策を取りまとめるべく、私が委員長を務める畜産・酪農対策小委員会で、2月6日以来、連日熱心な議論を続けている。この日は、打ち出すこととなる対策の見通しについて、日本農業新聞のインタビューを受ける。我々は、まず、飼料価格の高騰と不十分な価格転嫁という状況に対応した緊急対策を打ち出し、畜産・酪農農家の安心を確保しなければならない。その上で、スピード感を持って将来展望をとりまとめ、現場の皆さんが希望を持てるようにしていくことが大切だ。
2月11日の午後は、私の地元、取手市白山町内会の新年会。町内会の皆さんとは、私が、平成11年に町内会の代議員を務め、また、その年に取手市消防団第6分団(取手市白山、中央タウン、関鉄ニュータウンを受け持つ。)に入団(現在も現役)して以来のおつきあい。今年の新年会は、1月に取手市議選が行われたため、2月の開催となったが、お開きまで、ビールや甘酒を飲みながら、町内会の代議員の皆さん、婦人会の皆さん、児童委員民生委員の皆さん、青少年相談員の皆さん、長寿会の皆さんらと語り合う。
2月11日の建国記念の日は、早朝から水戸市で小学生による県珠算競技大会。「50回の記念大会なので是非励ましの挨拶を」という加藤木会長の依頼で参加。小学生の真剣な表情は見ていて気持ちいい。「今、インド式ドリルとかがもてはやされているが、日本にはそろばんがある。おじさんも小学生のとき、そろばんを頭にイメージして暗算をしたら、今まで思いもつかなかったような計算ができるようになったことを、昨日のように憶えている。ガンパレ。」とあいさつ。
「つなぎ法案」答弁、左端は増田総務大臣
2月8日は、物井農場に続き、栃木県さくら市の手塚農場へ。県内3カ所及び北海道1カ所の計4カ所農場で、計3500頭の肉用牛を肥育する大規模畜産家だ。家畜糞尿を原料とする堆肥を、水田農家と交換することにより、200㌶分の稲わらを集め、粗飼料として利用する。また、人件費もギリギリまで切りつめ、1人当たり500頭の勘定で牛を管理・肥育する。それでも、配合飼料価格の高騰は、非常に痛い。成牛を売却しても、現状では、労働費はおろか、物財費も割り込むのが現状で、やはり何らかの手当が必要だ。
2月8日は、午後東京発の日帰りで、栃木県の農家を視察。さくら市の物井農場は、60頭の経産牛から乳を搾る酪農家。ご夫婦と息子さんの3人の家族労働で、10㌶の飼料畑を自ら耕し、自給飼料基盤の強化にも取り組む。文字通り働き者一家だ。本来ならば、最もコストのかからない経営構造のはずなのだが、ここでも、最近の配合飼料価格の高騰が、経営を圧迫している。「息子さんへの給料を払った後は、夫婦の生活費を切りつめるしかない」とのこと。「何とか乳価にコストを反映して欲しい」という切実な声を聴いた。