ますます進む円高に機能不全の政府(H22.10.15)

2010-10-15

 

前日、円は15年振りに1ドル80円台に突入した。日本だけが「断固たる措置をとる」と言ってみても、最近の日銀による国債引き受け政策は、実は円高の要因となっているし、そもそも米国がさらなる金融緩和に乗り出せば、円高基調は変えようがない。民主党政権のやることは極めてちぐはぐだ。今回の尖閣問題でも、円高対策でも、米政府は、明らかに日本が抱える問題への深入りを避けている。それなのに、「日米関係は極めて良好」とうそぶく菅総理の危機感の欠如は為政者として失格だ。そんな思いを胸にこの日も早朝、駅に立つ。