日本とインドネシアの深く・新しい関係

2004-7-15

日本とインドネシアの深く・新しい関係

私が事務局次長を務める日本・インドネシア友好議員連盟会長の武部勤衆議院議員(元農水大臣)とともに、国会内の議院運営委員会理事会室で、インドネシアのギナンジャール上院議員(元経済担当調整大臣、元経済企画庁長官)と会談した(イルサン駐日インドネシア大使も同席)。ギナンジャール氏は、故渡辺美智夫副総理が大変評価されていたインドネシアの政治家である。

実は、イルサン大使は、私がジャカルタの日本大使館で勤務していた頃からの知り合いで、前々から、是非インドネシアを知りたいという若手議員の声かけ人となって欲しいという依頼があった。

もとより歓迎すべきアイディアであるが、これに加えて、議員外交の観点からは、日・イ議員連盟という有力な議連との有機的連携も必要と考えていたところ、武部勤会長から、日・イの議員外交における若手議員のリーダーとなって欲しいという依頼があり、日・イ議連の事務局次長に指名された経緯がある。

日本では、昨年11月に総選挙、本年7月に参院選挙があったが、インドネシアも、本年4月には総選挙、9月には大統領選挙があり、いずれも選挙の年である。この会談においては、私からも、「日本とインドネシアの関係を、より深く、新しいものとしていきたい」と発言したが、まさに、深く、新しい両国関係を構築する好機と言って良い。

だから、さらに続けて、「日本の若手議員もまずインドネシア料理に親しむことから始めることとしたいが、宗教、民族、経済、歴史等、それぞれの国が寄ってたつ事情がそれぞれ異なり、かつ、複雑であることを、両国の議員が、しっかりと理解していくべきと考える。」旨発言させていただいたが、このような輪を是非広げていきたいものと思う。