さあ未来への扉を開こう~「改革にYESを!」「しがらみにNOを!」

2005-8-29

8月30日、いよいよ明日、衆議院議員総選挙が公示される。

はなし康弘


「改革か、反対か」大切な日本の選択だ。
私、葉梨康弘も、今まで、郵政改革を始めとした構造改革を推進してきた立場から、唯一の改革派として、しがらみを脱した、新生自民党への支援を、徹底的に訴えていきたい。

さて、このような「改革VS反対」という争点に加え、私たちの選挙区には、また別の個別事情もある。
自民党公認の私・葉梨康弘という小泉改革推進派候補のほかに、野党第1党の民主党と、共産党・社民党・無所属という、改革消極の既存勢力そろいぶみでの大混戦。
いろいろな勢力があるが、是非、系列や面子といったしがらみでなく、政策本位で選ぶ選挙としていきたいものだ。そうしてこそ、私たちの地域は、未来への扉を開くことができると思う。(改革を止めるな)

これまで、小泉自民党が進めてきた構造改革は、止めてはならない。
今回の郵政改革は、これから、より大事な改革ができるかどうか、まさに試金石だった。
これまで、圧力団体は、郵政公社労組が民主党に対してそうしたように、拒否権を持つことが多かった。でもそれでは改革はできない。
自民党が、大変お世話になっている郵便局長さん達の懇請を振り切って、長い目で見たら郵便局のためになる郵政改革に乗り出した瞬間は、まさに歴史的な瞬間だった。
これからの政治日程では、より困難な改革が目白押しだ。
この秋には、社会保障改革の一環として、社会保障費の総枠策定(マクロ指標)の議論が控えている。
老人福祉だけでなく、子育て支援の児童福祉にいったいいくらの給付が妥当か、数字を入れて議論をするタイムリミットが迫っている(当然関係団体との軋轢(あつれき)も予想される。)。
また、やはり今秋、政府与党は、公務員総人件費の削減目標の作成作業に入る。
社会保障の負担総額が確定したから増税してくれでは、国民の納得は得られない。だから、徹底的な行政改革、それも、最も痛みを伴う(組合の猛反発も予想される)給与改革に、すぐにでも手をつけなければならない(私も、公務員給与改革断行議連も是非活動を再開したい)。
さらに、この11月までには、自民党としての、改正憲法草案確定作業が待っている。今までタブー視されてきた安全保障や国民の権利義務についても、突っ込んだ議論をしていかなければならない。

郵政改革程度で、国会が空転・否決に至るような政治状況では、とてもこれからの政治日程をこなしていくことはできない。
今回の選挙では、わが国が、このような改革を実行すべきか否か、是非国民の声を聞いていきたい。
正義は改革自民党にある。「改革にYES」、「しがらみにNO」。明確な審判が下ることを期待したい。

(政策論争で未来への扉を開こう)

そして、私たちの地域自身についても、しがらみを脱却し、しっかりした政策を実行していかなければならない。
私たちの郷土茨城県南地域は、首都東京・研究学園都市つくば・国際空港成田のトライアングルの中に位置する。
単に型どおりの地域振興を主張するだけでなく、県南地域の、わが国における戦略的拠点性を強調し、交通体系の整備や産業立地を計画的に進めていくことが大切だ(私が、圏央道やTXについて、地域の振興だけでなく、国家戦略的な重要性を、国会で強調してきたのもこのような理由による。)。
東京・つくば・成田へのアクセスの至便さは、当然、外国企業にとっても大きな魅力だし、農産物の生産拠点として、さらに宣伝を行っていけば、県南地域は、日本でも有数の「ものづくり拠点」となり得る。
このように、わが茨城県南地域は、わが国の中でも、随一のポテンシャルを有している。
私は、そのことを自民党の中でしっかりと主張し、実現可能な施策から、確実に実行に移していく。
しっかりした有権者の判断を仰ぎ、未来への扉を開いていきたい。

(さあ、未来への扉を開こう)

わが国の景気は、踊り場を脱したとはいうが、まだまだ注視が必要だ。
だからこそ、国においては、「小さな政府」への改革を進めることで民間活力を引き出し、地域においては、その戦略的重要性を強調したまちづくりを行い、景気回復の実感を広げていかなければならない。
さあ、未来への扉を開こう。今回の選挙、しっかりと戦っていきたい。

注)選挙運動期間中は、HPの更新ができなくなりますので、しばらく、このコラムは休止します。